「インドのビザ申請は
世界一といっていいほど難しいよ~
頑張って」
教授の言葉に奮闘
まずは
ネットでビザの申請書をダウンロード
必要事項を和訳し英語で3人分記入
そしてクラブやなんやで帰りの遅い
ノン太と芋子が帰ってきた時に
白壁に立たせてスマホで証明写真をとる
芋子の帰りが遅いので夜10時過ぎからの作業
ところが
インドって20才未満の子供が入国時には
親の委任状と承諾書が必要
(マジか……)
英語でA4二枚に渡り文章を書きサインをする
これだけで英語に不自由な我々はまる3日かかった
と言ってもこの頃はわん子はパソコン出来なかったので
ほぼ芋子さん(娘)中心の作業
わん子は横でやいやい言ってただけ
そんなこんなで出来上がった申請書を持ち
芝公園のインド大使館を目指すのだった
ところが途中で嫌な予感がして
途中下車してもう一度検索すると
大使館は豊洲にうつってた
確認のために電話すると確かに豊洲だという
しょっぱなからインドの洗礼を受けたのである
※現在は九段にある
なにはともあれ
大使館の閉館前30分前につくことが出来た
審査を待つ人でごっちゃがえしていた
順番を待ってる間に窓口で何人もの人がインド人に
「NO」
と言われて書類を返されてる
「またかよ、何がダメなんだ」
と呟くサラリーマン風の男性や初老の男性は
「長野県から来たのに……どうしよう」
などとつぶやいていた
本当に何度も来るって本当なんだ
自分で取るのは早まったかなと思いながらも順番が来た
「NO」
当たり前のように横に首を振って
書類を突き返すインド人
出発までに日にちがない
そこで次を呼ぼうとする受付の女性に
「どこがダメなのか教えて!」
と日本語で食い下がる
「フォト」
無表情に答える受付嬢
写真だけか?
それなら他の人が何度も来る訳はないよな?
「アナザー?ALL?」
すると面倒くさそうに数か所教えてくれた
言葉を聞いても聞き取れないので
「ヒア、ライト」
と言って間違えた箇所を書いてもらった
「フィニッシュ?OK?絶対?」
うなずく彼女に念を押し
急いで家路についたのであった
結構英語が堪能でないとなかなか難しい
何度も行くよりも聞いてしまった方が間違いない
あまり聞いてる人がいなかったと
芋子(娘)に言ったら普通聞けないよ
と言われたそうかしらね
続くよ
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